初めてのワイキキ

 ビショップミュージアムから「H1」の標識を頼りにハイウェイにもどる。「EAST」の標識を頼りに東へ東へ。連れ合いが、「25Bの出口を出て・・」と地図を見ながら指示をする。22、23・・・と出口の表示を見ながら走るが・・・・25Bが無いまま、26の出口が。取りあえず、出口を出て、海岸線に向かい、右折する。確認したわけではないが、どうやら25Bの出口は西向きの車線にしかないようである。住宅地の中を取りあえず南に向いて、広そうな道を選んで。しかし、ワイキキの大きなビル群が見えるので、それほど迷うこともなく、市街地へと入ってきた。マウイとは比べものにならない交通量だ。
 連れ合いが地図を見て現在位置を確認する。やがて左側にオハナ・イーストが見えてきた。片側2車線の反対側の為、少し回り道をして反対側車線へ。しかし、途中でバスが3台停まっていて、日本人のツアー客がぞろぞろと降りてきた。あ〜あ、というのが正直な感想であった。しかし、これが思っていた以上だった事が後になってわかる。
 何はともあれ、無事にホテルの駐車場に車を停めると、ロビー階へ移動してチェックインをする。宿泊数を確認し、「4人で、エキストラベッドのリクエストを受けているが、部屋にはダブルベッドを2つ用意している。エキストラベッドは必要か?」と聞いてきた。出来ればベッドは別の方がいいので、お願いした。駐車場のチケットを出し、手続きが終わるとカードキーを受け取る。16階、1608号室である。「どちらのエレベーターでもいけるが、こちらのエレベーターの方が早い、グッドだ。」と、一つだけ、少し奥まった所にあるエレベーターを教えてくれた。正面のエレベーターはすべての階に停止するが、奥のエレベーターはロビー階からは14階までの間、ボタンが無い。エレベーターに乗ると、カードキーをリーダーに通して初めて行き先階のボタンが押せる状態になる。

 オハナ・イーストの駐車場について少し、説明しておくと、宿泊者は一泊15ドル。今回は3泊だったので、45ドル。期間と金額、部屋番号が記載されたチケットを受け取り、駐車場から出る時には、入る時にゲートで取った駐車券に部屋番号とサインをして、フロントで受け取ったチケットと一緒に駐車場の係に渡すと出庫できる。入る時には普通に駐車券を取る。出入りは自由だ。

 ホテルの部屋に入って一休みする。ベッドに寝転がると、
息子がマッサージをしてくれた。これがなかなか気持ちが
いい。
 街中の散策に出かける。これはハワイのコンビニ、
「ABCストアー」。とにかく至る所にあるので、間違えても
待ち合わせ場所に使ってはいけない。何かと便利なので、
何度も利用しました。
 街中を歩いている女の子は結構、花を髪に付けている。
独身・既婚で髪のどちらに付けているかが決まっている
そうだが、街中を歩いている女性達は結構、好き勝手に
付けているようだ。ちなみに、上記のABCストアーでたくさん、
売っている。
 季節外れのトナカイがいた。街行く人にビラを配っている。
 僕達は受け取らなかったので、何のビラかはわからなかった。
 ちなみに、街中で配っていたビラで一番多かったのは、多分、
射撃のビラだと思う。しかも、同じ店のビラばっかりだった。
 おもしろかったのは、ビラに書いてある地図に、マジックで
矢印を書いて、「COCO」と書いていた事だ。英語で書くなら
「HEAR」、日本語なら「ココ」だろう。なんと中途半端な・・・・。




 初めて歩くホノルルの街中。とにかく人が多い。マウイ島とのあまりの違いに驚く。また、日本人が多い。実は、実際にハワイに来るまで、僕は日本人がたくさんいるハワイはあまり好きではなかった。後述するが、その認識が変わったのはシュガーミュージアム、ビショップミュージアムである。
 しかし、正直、「思ったほど、日本語があふれているわけではないんだな」というのが感想であった。「ホノルルは英語はいらない。」と聞いていたが、日本語だらけ(確かに多かったですけど)という訳でもなかった。まあ、ショッピング等は普通に日本語で出来る所が多かったが。外国に来たというよりは、どこかのショッピング街に来た感じである。

 ひとまわり、街の様子を見ると、夕食はどうしようとなり、せっかくだからとオマールを食べに行く事にした。特に下調べをしていたわけでもないので、適当に店を覗きながら歩く。交差点の角に小さいながら水槽でオマールが泳いでいる店を見つけて入る事にした。

 店の前にたむろする人達。特に有名な店ではないと思うが、
割とお客が入っていた。席についてオマールを頼む。
 これが出てきたオマール。レモンで目隠しされているような
格好だ。実は料理の前に、
水槽から出してきた、生きたまま
のオマールを皿に入れて持ってきたのだが、写真を撮るの
を忘れていた。
 この店、セットになったお得メニューのオマールと、オマール
が中心になったメニューとがあり、セットだとスパゲッティーなど
もついて60ドル〜70ドル程、オマール中心のメニューは、
オマール100gが40ドル〜50ドルで、1匹が200g以上で、
それにサイドメニュー(今回は生牡蠣を頼んだ)を頼むシステム
の為、結構高くなる。
 この高いオマールのメニューは僕だけが頼み、他の3人は
セットメニューを頼んだ。出てきたオマールの差は歴然で、
セットのオマールはたいしたことはなかったが、このオマールは
おいしかった。
 ちなみに、セットのオマールはこんな感じ。少し身がぱさぱさした
感じ。でも、充分ですけどね。
 息子がアイスティーを飲んでいたのだが、おかわりを頼むと、
忙しそうながら、嫌な顔ひとつせず、注文を受ける。で、すぐに
アイスティーの入ったポットを持ってきてそのまま、息子の飲んで
いるコップについでいった。あぜんとする息子。その時は、アバウト
だな〜くらいに思っていたが、考えてみれば、アメリカはコーヒー等、
飲み放題の所が多い。たぶん、ここもおかわりについてはつけて
いないのだろう。お義父さんがおごってくれたため、伝票は見て
いないので確認は出来ないが。
 食事を終えて店を出ると、フィルムを現像に出す。連れ合いが、
車の窓からホテルの近くにある店を見つけていた。時間は
20時前。21時までなので、1Hで頼めば今日中に受け取れるが、
値段の違いもあり、急ぐわけでもないので、明日の朝、取りに来る
ことにした。「9時からだから」という店員の言葉を後にホテルへ
と帰る。




 初めてのホノルルは、確かに今まで行ってきた所に比べれば外国という感じはあまりしない。気楽な反面、いろいろ思う所もあった。ビショップミュージアムに行っていなければ、つまらないと思っていたかも知れないが・・・。

 明日は朝からダイアモンドヘッドへ行く予定である。シャワーを浴びると、そそくさとベッドへ潜り込んだ。



 

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